こんにちは、えびす丸です。
まだ5月だというのに初夏の気候ですが、五月病からそのまま夏バテになってたりしませんか?
My袴のスタッフたちは、まだクーラーに頼らず何とか頑張っていますよ〜!
さてさて、今日は先日ニュースでも特集が組まれていた“日本刀女子”についてご紹介します!
なんでも今、若い女性の間で日本刀がじわじわ来てるのだとか!
気になったので私もちょっと調べてみました。
ブームのきっかけは、DMMゲームスとニトロプラスが共同制作したゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」、通称“とうらぶ”。
近年、鉄道をはじめ様々なものが擬人化されるのが一つのブームとなっていますが、これもその一つ。
名刀を擬人化した「刀剣男士」を収集・育成し、合戦に赴いて勝利を目指す……という内容です。
今年の1月14日に公開され、半月でユーザー数が50万人を超えたとか……。
そしてゲームをきっかけに、そのドラマ性や美しい刀身など日本刀そのものの魅力にハマる女性が急増中なんだそうです。
先日筆者が見ていたTV番組に出演していたコメンテーターが、
「女性のファンは、その刀を誰が作って、誰が使って、その後誰の手に渡って、
最終的に今どこの博物館にある、というところまで知りたい。」
とおっしゃっていました。
それを裏付けるかのように、日本刀関連の書籍・ムックが今大好評!
まずは、河出書房新社が発売した『日本刀 妖しい魅力にハマる本』。
(河出書房新社の書籍ページより)
マニアックで男性向きの内容ですが、書店で購入する方の6割は女性なんだそう。
次に宝島社の『別冊宝島 日本刀』。
昨年1月に発売した『日本刀の本』は男性の購入者が多かったものの、
現在は購入層の半数は女性で、
シリーズ累計で32万部を突破したとのこと。
そして、その刀の持つ歴史や、どのような戦いにおいて活躍(?)してきたのかを知ったら、
実物を見たくなるのが人情というもの、ですよね?
名古屋市の徳川美術館が、
今年2月に「鯰尾藤四郎(なまずおとうしろう)」を特別公開した際は、
あまりの人気ぶりに4月上旬までの開催期間をGWまで伸ばしたそうです。
また、5月12日〜は東京国立博物館で刀剣の企画展示を行っています。
こちらの目玉展示は天下五剣のひとつとして著名な名物「三日月宗近」。
展示ケースの前に多数の女性ファンが行列を作っていたらしく、
何も知らずに行った筆者の知人は大変驚いたそうです。
岡山県にある倉敷刀剣美術館にも、多くのとうらぶファンが訪れているそうですよ。
実際に足を運んだ方によると、運営者はゲームの人気にも理解があるようで、
「刀剣乱舞」に登場する刀には、キャラクター紹介も一緒に展示されているとか、いないとか……。
ここまで日本刀がブームとなっているのは、
各メディアや博物館、日本刀愛好家などがブームを後押ししようと、
様々な企画やイベントを行っていることももちろんあると思います。
しかしそれ以上に、きっかけとなったゲームの影響が最も大きいのではないでしょうか。
筆者も初めて刀剣乱舞の公式ページを覗いてみたのですが、
各キャラクターの紹介文を読んで女性が夢中になる理由が分かりました。
もちろん、イケメンキャラ設定や人気声優が声を担当しているという理由もあるでしょう。
しかしそれ以上に、キャラの性格などの設定が予想以上にしっかりしていたのです。
どの時代に生まれたのか、誰が作り、誰が使っていたのか、などからキャラクターを設定しており、持ち主の性格や言葉遣い、イメージはしっかり引き継いでいます。
特に、土方歳三や沖田総司、坂本龍馬など、
もともと歴女に人気の偉人たちの愛刀は魅力ですよね。
ゲームの性質上、歴女がハマりやすい内容ですし、
歴史に興味がなかった方でも、
キャラクターの背景にある日本刀の由来や史実を知りたくなったとしても不思議ではありません。
そして日本刀は刀身だけでなく、鞘や鍔、そして柄などに
刀匠や武士たちの工夫や“粋”がこめられており、
きっかけさえあれば、女性がハマる要素を沢山持っています。
ゲームの開発者がこの日本刀ブームをどこまで予見していたかは謎ですが、
少なくともこのゲームの人気高騰と共に起こるべくして起こったブーム、という気がしました。
ちなみに、4月23日からは刀剣を女子高生に擬人化したゲーム「しんけん!!」がスタートしたそうです。
「刀剣乱舞」は女性向けですが、こちらは男性ターゲット。
日本刀ブームは女性だけでなく男性にも広がるのではないか、と紹介されていますが、
多分、男性はそういうハマり方はしないんじゃないかなあ……と思うのは筆者だけでしょうか。
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