2016卒でまだ就職が決まっていない皆さんへ

2016卒でまだ就職が決まっていない皆さんへ

お久しぶりです!えびす丸です。
長い夏休みも終わり、そろそろ後期が始まっているかと思いますが、いかがお過ごしですか?
最終学年の皆さんは、10月1日の内定式を前に、
一喜一憂している方も多いかと思います。
今回は、まだ就職が決まっていないあなたのために、
今後半年間をどう過ごして、どうやって就職を決めれば良いかをお話ししたいと思います。

就職活動

実は筆者も、“就職氷河期”の頃に大学を卒業した、
いわゆる“ロスジェネ世代”です。
マイナーな学科だったため、友達もみんな就活では苦労していました。
しかし今周りを見回してみると、
みんなそれなりに頑張って仕事をし、幸せな生活を送っています。
ちょっとだけ人生の先輩である筆者から、
頭の中が就活一辺倒になっているあなたに伝えたい事を書きたいと思います。

 

●卒業は問題ない!?

・就活が忙しくて、前期の授業は余り出席できなかった。
・年末(年明け)には卒論を提出しなくてはいけないのに、全然準備ができていない。

という方!
就活の前に卒業は大丈夫ですか!?
これから半年間、脇目もふらずに就職活動をすれば、
内定をもらえる可能性はあります。
しかし、せっかく内定を得たのに、卒業できないとなっては何の意味もありません。
筆者の前職でも内定者の1人が留年が決定し、内定取り消しとなったことがあります。
留年となった場合、1年待ってくれたり、
学生でも採用してくれる企業は全体の1割あるかないかです。
卒業が危うい!という方は、就活のことは一旦忘れて、
年末までは勉強に専念することを強くお薦めします。

一旦就活をお休みして勉強に専念することが、就活に与える良い影響もあります。
何十社と断られ続けた場合、

・自分はダメな人間なんだ
・誰にも必要とされていないんだ

とネガティブな思考回路に陥っているケースも少なくないでしょう。
けれども勉強は、就活と違って「やればやっただけ結果が出る」ものです。
授業に出席すれば単位取得の可能性は高まるし、
卒論に向けて熱心に準備すれば良いものができることも間違いありません。
分かりやすい成果の出る勉強をすることで、ネガティブ思考を一回リセットしましょう。

 

●就職留年はおすすめしません!

私が学生の頃には、「就職が決まらないから意図的に留年する」という人がいました。
それぞれの考え方があるでしょうが、筆者はお薦めしません。
就職のために、数十万円の学費を払うのはとてももったいないことです。
留年した分、面接できっちりと説明をしなくてはならないし、
来年度の経済状況がどうなるか分からず、就職できる保証があるわけでもありません。
まずは卒業を第一に考えましょう。

 

●進学は慎重に!

「就職が決まらないから大学院に行く」

これもお薦めしません。
大学院含めて卒業後に進学する場合は、
本当に勉強したいことや、就きたい仕事があって、
そのためにどうしても進学したい、というのでなければきっと後悔します。
というのも近年、“ポスドク(ポストドクター)”の進路や、
“高学歴プア”など、高学歴が必ずしも仕事に結びつかないという社会問題になっています。
もちろん、本当に勉強したいことがあるなら胸を張って進学しましょう!
筆者の友人も、大学を卒業後に全く関係ない建築の専門学校に入り直し、
今では一級建築士として活躍しています。
目標がないのに安易に進学はするな!ということですね。

 

●中途採用の媒体も見てみよう!

卒業の心配がない方は、秋採用を狙って就活を続けるのも良いでしょう。
リクナビ・マイナビなどで引き続き探す方法もありますが、
騙されたと思って中途採用向けの媒体も覗いてみてください。

「来春専門・短大・大卒予定者歓迎」
「2016年春大学卒業見込みの方歓迎」

などのコメントで、新卒を同時募集している会社は結構あります。
もちろん、大手企業ばかりとはいきませんが、
堅実経営を続ける老舗企業や、躍進中のベンチャー企業がたくさんあります。
新卒向けのサイトで「もう応募したい企業がない!」となったら、
ぜひ一度見てみてください。
新卒採用の場合、書類選考→一次面接→二次面接→最終面接と、
少ないところでも4つくらいのハードルを超えなくてはなりませんが、
中途採用だと書類選考から一気に社長面接、という会社も多いです。
中途媒体に載っている会社は、通常の新卒採用をしていないことも多いので、
ライバルが少なく、お薦めですよ!

 

最後に、就職活動に苦労している皆さんへ。
私達の世代は65歳まで、元気ならば70歳まで働くのです。
22歳で社会に出たとしたら40年以上、下手したら50年近くです。
最初の数年がアルバイトだったり、意に沿わない仕事だったとしても、
長い目で見れば大したことではありません。
気持ちに余裕を持って、良い仕事に出会えることを願っています!

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