こんにちは、えびす丸です。
大学生の方はまだ夏休み中でしょうか?
新成人を迎える女性の方は既にお振袖を決めている方が大半かと思いますが、
男性の方はまだ何も考えていない方が多いのではないでしょうか。
例年、成人式会場でも男性の方にインタビューすると、
「年が明けてから決めた」という方が多いです。
けど、男性の成人式スタイルも、無難すぎるとつまらないし、
派手すぎるとヤンキーっぽくなってしまうので、意外と難しいのです。
そこで今回は、悪目立ちせず、でもカッコよく見える
男性の成人式ファッションについて考えてみたいと思います。
◆スーツか袴か?
女性は8割ほどが振袖で出席する成人式ですが、男性は9割がスーツです。
筆者は毎年成人式会場に取材に行きますが、和装の男性は洋装の女性以上にレアですね。
なので、和装を選ぶだけで、ある程度は目立てます(笑)。
スーツで“カッコよく目立つ”のは、かなりの高等テクを必要としますが、
和装なら、一番オーソドックスな黒紋付袴でも“カッコよく目立ち”ます。
なので、目立ちたい!カッコよく決めたい!と思うなら、
ここは一つ、和装を選びましょう。
女性の振袖に比べれば、かなりリーズナブルにレンタルできます。
My袴では、男性の袴を扱っているお店を検索できます!
◆和装を選ぶ際の注意点
<羽織の色>
(My袴の衣装ランキングページより)
男性の袴で一番パッと見の印象を左右するのが“羽織の色”です。
無難なのは、黒の他、紺や濃い青色などです。
白を選ぶ方も多いですが、これは割と人を選びます。
少し派手目な色で人気なのは、赤、ピンク、紫などです。
お店で色々羽織ってみて、似合う色を選ぶのがいいと思います。
が!!髪の色が明るめの方は黒や紺でないと、
“ただのヤンキー”になってしまいますので注意してください。
4月以降インターンなど就職活動を始める方は、
成人式に合わせて髪の色を黒に戻しても良いと思います。
黒髪の方は、羽織の色が多少派手でも、
似合っていればそこまで悪目立ちすることはありません。
袴や羽織の下の着物は、羽織を決めてから合う色・柄を合わせるといいでしょう。
<自分の家紋、分かりますか?>
紋付袴で更に差をつけたい!という場合、“紋を変える”という手があります。
ご自分の家に伝わる家紋が何か、ご存知でしょうか?
もしかしたらご両親や父方の祖父母、親戚に聞いたら分かるかも知れません。
(“家”に伝わるものなので、お父様が婿養子でなければ基本は男系で受け継がれています。)
お墓に彫ってあるケースも多いので、確認してみてください。
レンタルの羽織の門は、“通紋”といって誰でも使える家紋が入っています。
筆者が成人式で見かける紋付袴姿の男性も、
ほとんどは通紋である「丸に違い鷹の羽」の紋が入った羽織を着ています。
こちらが、「丸に違い鷹の羽」の意匠です。
通紋には他に、「花菱紋」や「五三の桐」などがあり、
特に注文しなければ、レンタルの羽織にはこれら通紋のどれかが入っています。
これを、「自分の家の家紋」にすると、
格段に「和装を着こなしている感じ」になります。
お店によってはオプション料金がかかりますが、
ご自身の家紋が分かる方は、ぜひ自分の家紋で着ることをオススメします!
インターネットで検索すると、
苗字を入力すると家紋の候補が出てくるサイトなどもあるので、
これらを参考にするのも良いでしょう。
ちなみに筆者も自分の苗字で試してみましたが、
正しい家紋は出てこなかったので、完全ではないようです。
また、家紋が分からない場合は、気に入った意匠の家紋を選ぶこともできるようです。
家紋は戸籍等に登録されているものではなく、
苗字によって固定されているわけでもないので、
「自分の代からこの紋を使う!」と決めても咎められることはないようです。
但し、“葵の御紋”や“菊花紋”などは、避けた方が無難です。
(葵の御紋は徳川家の紋、菊花紋は天皇家の紋です。)
◆スーツを選ぶ際の注意点
<リクルートスーツは避ける!>
成人式に合わせて初めてスーツを買う!という方も多いですよね。
すぐに就職活動だから……と、
リクルートスーツを買って成人式も……と考える方もいらっしゃると思いますが……。
目立ちたいならやめましょう。
リクルートスーツは無難すぎて、
悪目立ちすることはありませんが、“カッコよく目立つ”のは難しいです。
「どうせ必要だから」と購入するのであれば、むしろ礼服を買いましょう。
礼服は、成人男性が冠婚葬祭に出席する際の基本スタイルで、
これから必ず必要になります。
高校卒業後に身内に不幸があった際に揃えることが多いですが、
「とりあえず」のつもりで作った安物をずっと着ている方も多いので、
成人式に合わせて思い切って誂えるのも良いと思います。
また、好きなブランドがある方は、そのブランドのスーツを買うのもいいでしょう。
就職活動では着る機会がなくても、
社会人になったら普通に仕事用として使えます。
<小物で差をつける!>
スーツの着こなしで差がつくのは小物の使い方。
ネクタイ・シャツはもちろん、タイピン、カフスボタン、
ネッカチーフの色使いで全体の印象が変わります。
お店の方やお父様などと相談しながら選んでいくといいでしょう。
小物類はいずれ、友人の結婚式などで使う機会も多いので、
買っておいて損はないですよ。
というわけで今回は、男性の成人式スタイルについて特集しました。
一部の地域では、男性も1年以上前から気合を入れて準備しますが、
ほとんどの方は、年末〜年明けに慌てて準備されているようです。
準備を早めるだけでも、その余裕が“カッコよさ”に繋がりますよ。
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