こんにちは、えびす丸です。
GWも終わり、高校3年生の皆さんは本格的に進路選択について考える時期ですね。
そろそろ二者面談や三者面談の日程が配られているという方も多いのではないでしょうか。
この時期、明確に進路を決めている人の方が少数派で、
多くの方は漠然と“大学に行こうかな〜”という程度ですよね。
けれども、進路を考えるに当たり、
しっかり考えておかないと後で後悔することがあるんです。
◆何のために進学するのか?
漠然と「大学(または専門・短大)に行くんだろうな〜」と思っている方、
どうして進学したいのか、考えたことはありますか?
進学の理由は人それぞれですが、概ね以下の3タイプに分類されると思います。
<就職のため>
高卒よりは専門・短大卒、そして大卒の方が生涯賃金が高いことは
統計的に実証されています。
なので、より良い就職先を得るために進学する、という方は多いですね。
特に、医療系や法務系などの専門知識を必要とする職種や、
理工系での就職を目指す場合、大学での勉強は必須となります。
<勉強のため>
就職のことまではまだ考えておらず、
高校まで勉強してきたことを更に学びたい、
より専門的に深く研究するために進学したい、という方もいます。
専攻科目によっては就職活動で苦労することになりますので、
大学卒業後の進路も漠然とで良いので考えておきましょう。
専門分野を突き詰め、教職や研究職に進む道もあります。
<スポーツやサークル活動のため>
大学によっては特定の分野で有名なサークルを持っていたり、
スポーツで名を馳せているところもあります。
特に高校がスポーツ強豪校だったりすると、
「◯◯大学で野球がしたい!」
「△△大に入って箱根駅伝を走りたい!」
という理由でやっているスポーツを基準に進路を選ぶ方が一定数います。
一方文化系のサークルの場合も、
有名なサークルを持っている大学であれば、
サークル入会を目的として入学を目指す人もいます。
あなたは上記3つのうち、どれに当てはまりますか?
次は、これらの進路選択に伴うメリット・デメリットについて考えてみます。
◆就職のための進学
例えば医師や弁護士、その他資格職を目指す場合や、
特定の分野の研究職やエンジニアになりたい場合。
大学はともかく学部は自ずと決まってきます。
将来就きたい職業がはっきり決まっているので、
自分の学力に合わせてどの大学にするか決めるだけとなり、
それほど悩むことはないかも知れません。
問題は、
「何をやりたいかはまだ分からないけど、就職のためには大学に行った方がいいんだろうな」
というケースです。
この場合、理工系に進んだ方が圧倒的に就職は有利なので、
理系科目が得意ならそちらをお薦めします。
文系の場合は、政治経済・法学・社会学などの分野が一般的に就職率が高いようですが、
問題はその分野の勉強が好きかどうか。
「好きじゃないこと」を勉強するのは、予想以上に大変です。
大学では、全講義のうち半分〜8割近くが専門分野に関するものとなり、
関連する書籍もたくさん読まなくてはなりません。
専攻した学部の内容に全く興味が持てないと、はっきり言って苦痛です。
漠然と就職のために進学した方がいいのでは?と思っている方は、
自分がその分野の勉強をきちんとできるのかよく考えてみましょう。
一方、映画や演劇、デザインなど芸術系の分野を目指す場合、
興味のある分野でもあり、
専攻と職種が直結するので、就職への近道でもありますが、
才能がものをいう世界なので、こちらも安易に選ぶとあとで苦労します。
とは言え、企業規模や分野にこだわらなければ、
それなりに就職先はあると思います。
◆勉強のための進学
就職のことはとりあえず置いておいて、
好きなことをより深く学ぶための進学です。
この場合、「興味が持てないので苦痛」ということは起こりませんが、
専攻分野によっては就職で苦労します。
筆者の専攻は歴史でしたが、
同大の他学部と比べても就職率が低く、
面接で「教職や学芸員は目指さないの?」と言われたりしました。
もちろん、教員や学芸員の他、研究職を目指す道もありますが、
枠が非常に少ないので、こちらも前途多難です。
◆スポーツやサークル活動のための進学
このケースの問題点は以下2つ。
・入学に必要な学力があるか
・卒業はできるか
この志望動機の場合は、他の大学での代替がききにくいので、
スポーツ推薦などを使う場合は別として、
入学に必要な学力があるかどうか、が肝となります。
もう、そこを第一志望に決めて、後はひたすら受験勉強に励むのも良いでしょう。
もう一つの問題は、スポーツやサークル活動に熱中するあまり、
単位の取得が疎かになることです。
万一留年してしまうと、学費が余計にかかったり、
就職で不利になったりしてしまいますので気をつけましょう。
体育会系の部活動だと、単位を落とすと活動を禁止されてしまうこともあります。
どの道を選んでも、当然リスクはあります。
大切なのは、それぞれのケースのメリット・デメリットをしっかり理解して、
あなたが“自分で決める”ことです。
周りの意見に流されて、
「こっちの方が就職に有利だって聞いたし」などと安易に決めてしまうと、
あとでつまずいた時に他人のせいにしてしまいがち。
大人になる過程として、自分の選ぶ道はしっかりと自分自身で考えて決めていきたいものです。
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